こんにちは。
一般社団法人ユースキャリア教育機構の代表理事の宇野です。
今月9日,10日と、沖縄県嘉手納町に中学生向けの起業家教育、キャリア教育の授業へと行ってきました。
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嘉手納町の小中学生7名に対してDay2のイベントを行いました。
Day1:キャリア構築、夢の話し方
Day2:沖縄県の社会課題を解決するビジネスプランの発表
運営のために、
・ユースキャリア教育機構に所属する沖縄県出身の東大生、横国大生の2名のジョイン
・嘉手納町マルチメディアセンター様の全面的なサポート
・地元新聞社・琉球新報様の取材
を行いました。
こんなキャリア教育のイベントを行いました。
イベントの詳細は、イベント報告ベージをご確認頂きたく、
ここからはタイトルの内容について話していきます。
私はユースキャリア教育機構という若者のキャリア支援を行う団体の代表をしています。
その代表として、私が決定的に恐れていることがひとつあります。
それは、子どもたちに、しょうもない大人だ!と思われることです。
特に子どもであればあるほど、泣かれたくない、無視されたくない、嫌われたくない。
そう思っています。
私は、大学入学を機に社会で活躍できる力をつけようと必死に20代を仕事にささげてきました。
その結果、お金や仲間、スキル、経験などたくさんのものを日本の平均よりは得ていると思います。
多くの子どもの頃からの夢も叶えてきました。
しかし、どれだけそれらを得たとしても、怖いことがあります。
それは、子どもたちに、しょうもない大人だ!と思われることです。
これはとても本能的なものなのですが、
子どもというピュアな存在に嫌われる人間というのは、
なにか汚れているのではないか?なにか顔が怖かったり、傲慢だったり、威張っていたりして、
仕事の対価を得るために失ったものがあるのではないか?と私はいつも恐れています。
だから、その答え合わせになってしまう今回の嘉手納町の小中学生と会うイベントというのは、
私にとってとても怖いテストのようなものでした。
(周囲には夏の沖縄に仕事でいけるぞー!と楽しそうに振る舞いましたが、内心は震えていました。)
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実際私は彼らと会って、すぐにその怖さを知りました。
普段大学生や社会人相手であれば、お世辞で相槌を打って聞いて貰える話も、
しっかりとフックを作らないと聞いて貰えない。
いつもよりもっともっとひとりの人間として勝負しないと話を聞いて貰えない。
そんなイベントでしたから、私は必死で彼らに自分の夢、やってきたこと、こんなに仕事は楽しいんだぞ!と、身体全体で表現をしました。
1日目のイベントが終わったのが17時で、その後ご飯を食べて寝たのはなんと20時でした。
こんなに疲れたイベントは初めてでした。
でも、これくらい疲れてでも、やった甲斐はあったなと思います。
2日間のイベントが終わった後、将来アニメを作りたいという中学生の女の子が話しかけてきてくれました。
「私はこの夏休みでアニメを作ります!作ったら私の好きな声優さんに会わせてください!」
私はゲーム会社で、日本一のアニメRPGを作るというテーマで、アニメを作って来ましたから、
自信持って笑顔で彼女に「良いよ!」と答えました。
「え!絶対だよ!約束して!はい!」と小指を出され、何十年ぶりかの指切りげんまんをしました。
そうしたら、彼女のアニメ制作プロジェクトを一緒にやる相方の女の子も入ってきて、3人で指切りげんまんをしました。
私は、この沖縄での2日間の不安や怖さから解放され、ようやく胸をなで下ろすことができました。
「はあ…よかった…」
子どもたちに夢を与えられた。子どもたちと夢に向かって進んだ先のごほうびを約束した。
これは普段ビジネスで色々な契約書を巻いている私にもずっしり来る、どの契約よりも重たい約束でした。
でも今私は安心しています。
子どもたちに夢を与えることができる自分。その約束を結べた自分。約束を果たせそうな自分に安心しています。
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最後彼女たちにウノのお兄さんにはどうやって連絡したら良いの?ということで、
私のユースキャリア教育機構の名刺をプレゼントしました。
そうしたら、
「やったー!!これ学校で自慢しよー!!やったー!」とスキップして走っていく少女も居れば、
「え!UNOのときこれ使えるのー?!」と言いながら走っていく少女も居ました。笑
私が初めて名刺を持ったのが19歳の時でした。
あれからもう12年経ったのですが、こんなに自分の名刺を貰って喜んでくれた人は居ないでしょう。
スキップする人が居たか?喜んで笑って走りだした人が居たか?
いやいや、居ない居ない。
こんな幸せな体験を積ませてくれたユースキャリア教育機構という組織に私はとても感謝しています。
もっと多くのU29に夢を与えられる大人に私はなりたい。
こんな臆病で怖がりな代表ですが、今日そんな自分で良かったと心の底から思えました。
引き続きユースキャリア教育を頑張って参ります。
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