3年生で良い会社に早期内定するだけの教育では、うちのコミュニティでは足りない【代表のつぶやき】

こんにちは。
一般社団法人ユースキャリア教育機構の代表理事の宇野です。

新年が明け、コミュニティ全体で新年会を行いました。
古くからコミュニティを支えてくれているOB陣も呼びました。
(OBと言っても、20代なので、早くからスタートすることの重要性を感じます。)

集まったメンバーはとても楽しそうで、満足して貰えて、
新年会としてはとても良い会になったと感じました。
ただU29の段階でのこの「満足、楽しい」という概念に警鐘を鳴らしたいと同時に思いました。

というのも、2022年度は私の会社の方でHR事業をスタートしたこともあり、
多くのコミュニティの学生たちがいわゆる良い会社に早期で内定することができました。
3年生でももう内定を貰って、就活を終えている子たちが30%ほどです。
そして、いわゆる良い会社なので、年収もアッパーミドルクラスにはなると思います。

そういうこともあり、「満足、楽しい」状態になってることもあります。
彼らのキャリアを良くするために、私達は活動をしているので、私達としてもとても喜ばしいことです。
なのですが、ユースキャリア教育機構に所属するメンバーが、
シンプルに良い会社に就職できた!年収高いです!で満足する教育を提供してしまっていたら…
と思うと、私自身内省し、自身への警鐘を鳴らしたいと感じました。

というのも、「シンプルに良い会社に就職できた!年収高いです!」なんてキャリア教育はとても旧時代的で、
もう何十年も前から行われてきた教育だなと私自身は感じてしまいます。
もう終身雇用でもないし、その会社に入れば成長できるし、間違いないだろう。もう安心だ。
では、なんだか大学や教育機関と変わらない。
やりたいこと、夢、自己実現をすることに向けて、焦りや危機感がある人達の支援をすることが
私達が本当にやりたいキャリア教育。

全員が全員そうではないのですが、来てくれたOB陣はみな自分で会社を立ち上げ、
いい後輩には投資をしたい。支援をしたい。と思ってくれている20代の起業家です。
そんな彼らは未だに危機感、焦りを持ってハングリーに私達のところに来てくれます。
彼らがうちのコミュニティに所属していた時から、彼らはずっとハングリーでした。

こういう先輩たちの背中を見て、コミュニティのメンバーには、
良い会社に入った!安心!で満足せず、自分たちの後輩にとって魅力的な人間になろう!と思い、
危機感、焦りを持って進んで貰えるとユースキャリアっぽくて良いと感じました。
良い会社に入れること、自己実現に向けて進むことは当たり前。

全員起業してほしいと思いませんが、個人のキャリアがよくなったら満足するメンバーが
ユースキャリア教育機構に集まってしまうと、
ユースキャリア教育機構はただのカリキュラムやサービスを享受する集団になってしまいます。
私は、自分のキャリアはもちろん後輩のキャリアをよくできる集団がユースキャリア教育機構であるべきだと、
新年会で改めて感じたところです。

引き続き良いコミュニティを作って行きますので、よろしくおねがいします。