ソーシャル領域に関心が強いメンバーでシェアハウスを始めたら、たった2ヶ月で来客が止まらなくなった話

みなさん、初めまして!
ユースキャリア・specialistに所属している長谷拓海です。

突然ですが、みなさんはシェアハウスをしたいと思ったことはありますか?僕は学生の頃からずっとシェアハウスに住みたいと思っていて、この春からついに東京でシェアハウスを始めました

といっても、既にシェアハウスとして運用されている物件に入居したわけではありません。自分たちで最高の住人たちを集め、最高の物件を探し、ゼロからシェアハウスを立ち上げました

今日は、そもそもなぜシェアハウスをしようと思ったのかや、住人と家を見つけるまでこれからこのシェアハウスでやっていきたいことなどを書いていこうと思います。

自己紹介

そもそもお前はだれだ、と言われそうなので簡単に自己紹介をさせてください。

長谷拓海 プロフィール

千葉県柏市出身、1999年生まれの23歳で、新卒2年目の代。

関心分野は環境やサステナビリティで、エシカルブランドでGMとして働く傍ら、栃木県那須町をフィールドに地域ツアーを作ったり、知人の法人の会計業務などをしています。

ことの発端

シェアハウスを始めることになったきっかけは、去年の夏まで遡ります。

学生時代に同じ学生団体で活動をしていた関西の友人が、今年の春から上京することをInstagramのストーリーで知り、シェアハウスしようと誘ったところ、2つ返事でやろうと返事をもらい、シェアハウス計画が始動しました。

▲全ての始まり(InstagramのDM)

いざ物件探し

とにもかくにも住む人と家がないと始まらない、ということで住人と家探しをスタート。

住人は早いうちに見つけたのですが、家探しに関しては難航しました

探したことがある方は分かるかと思いますが、とにかくシェアハウス可能物件って数が少ないんです。

家族や同棲カップルであればOKという物件は多いものの、特に若い友人同士のシェアハウスとなると、家の損耗が早くなったり近隣からの苦情が入る懸念から、大家さんがNGにしているケースがほとんど。

見つかったとしても、最寄り駅から遠かったり、設備や間取りが微妙だったり、家賃が高かったりで、心から住みたい!と思える家にはなかなか出会えませんでした。

▲物件の候補リスト。割と広いエリアから探していたことがわかる。

街の不動産屋に相談に行けば、シェアハウスは探すのが大変なのに対して特に不動産屋の利益が増える訳では無かったり、仲介してもトラブルに繋がることが少なくないため、露骨に嫌そうにされることも笑。

そんな訳で、SUUMOやアットホームのサイトをポチポチしていたのですが、なかなか良い物件は見つからず、結局今の家が見つかったのは友人の上京が迫る2月の後半でした。

小岩の物件に出会うまで

上述の通り、なかなか自分たちでは物件探しは難航していたため、友人が当時住んでいたシェアハウスの運営会社の社長に物件探しを依頼しました。

1度目に出していただいた候補だとピンと来る物件がなかったため、少し条件を緩和して再度物件探しを依頼。その2回目に出てきた候補の中にあったのが、今住んでいる小岩の物件でした。

▲家の外観と間取り。3階建ての広々とした一軒家です

間取りを見た時から良さそうという印象はあり、期待を胸に内見へ。

実際に見に行くと駅からの距離も近く、家自体もリフォームされているため築年の割にきれい。さらに各部屋が一番小さくて7.5畳と広々した一軒家で、紹介してくれた社長が自分の会社のシェアハウスとして運用したいというほどの好物件ということが判明。

内見の翌日には満場一致でこの家に住むと決め、唯一の懸念だった審査も無事に通って、ようやく家が決まりました。

シェアハウスの暮らし

3月の終わり頃から実際に住み始め、すでに2ヶ月ほどが経ちました。

住人はみな個性的で面白い素敵な人たちで、毎日刺激をもらっています。

僕は基本的に仕事がリモートワークなので、一人暮らしをしている頃はどうしても人と話す機会が減りがちで、1週間オンライン以外で人と話さないということもありました。

シェアハウスにいれば、他の住人と話すのはもちろん、みんなが友人を家に呼ぶので、人と話す機会が一人暮らしの頃よりも圧倒的に増えたのは人好きな自分にとっては嬉しいことです。

▲住人の誕生日を住人でお祝い。餃子が焦げてるのはご愛嬌

住民は、少しずつ分野は違えどソーシャルな領域に関心がある人が多く、国際協力や福祉、環境、食といった分野で各々学生の頃から活動をしていました。フィリピンに10回以上渡航して現地の住民支援を行ってきた人や、障がい者と健常者がともに過ごせるキャンプを企画した人、学内でコンポスト団体を立ち上げて生ゴミの地域循環システムを作った人など、それぞれで面白い実績を持っています。

自分自身も環境というメインの関心分野はありつつ、社会課題全般的に広く関心があるので、住民同士でそういった話ができるのはとても刺激的です。

自然と、住民が呼んで来るお客さんもソーシャル分野に関心ある人が多い気がします。海外スタディーツアーを作っているユースキャリア所属メンバーや、地方でコンポストを住民に広める活動をしている人、視覚障がいを持つ人と持たない人が共に楽しめるボードゲームを開発している人など、いろんな人がやって来ます。

他の住民が呼んだお客さんと繋がれたり、逆に自分が呼んだお客さんが他の住人と繋がったり、シェアハウスという空間で自然と交流が生まれて輪が広がっていくことが楽しいです。

▲ある日の深夜。こんな感じでリビングで語らうことも。

せっかくのシェアハウス。自分たちのQOLを上げ、さらに来たお客さんがまた帰ってきたくなるように、住人みんなで協力して住環境をアップデートしています。写真と一緒にその様子を少しお見せします。

このシェアハウス一番の目玉と言ってもよいのが、リビングのバーカウンター

もともとあったわけではなく、住人の一人がリビングの大きさに合わせて設計し、ホームセンターで材料を調達してきてみんなで作りました。

▲みんなで天板を磨いて塗装
▲バーカウンター設置中
▲バーカウンター完成!!椅子はジモティーで0円でGETしました。

制作時間は実に50時間ほど。手作りの木のバーカウンターがリビングに爆誕しました。ここで毎日ご飯を食べたり、パソコンを開いて作業をしたり、お酒を片手に語り合ったりと、シェアハウスの日常に寄り添う大切な存在です。

他にもいろいろなこだわりが👇

▲バーにありそうなお酒の棚。半分くらいはお客さんの手土産
▲家の前にはプランター菜園。ブルーベリーとゴーヤ、ミニトマトとナスを育てています。
▲お花のある生活。きちんと手入れされてると防犯対策になるとか。
▲今は本棚をDIY中。もうすぐ完成予定。置いて欲しい本や漫画があればリクエストください。

どんな家を作っていきたいか

シェアハウスを始めて2ヶ月。
場を持つということの力を感じています。

この2ヶ月だけで延べ40人以上の人がこの家に遊びに来てくれました。これは一人暮らしを続けていたら考えられないことです。

もともと僕自身が人と一緒にいることが好きなので、面白い人たちに囲まれていたいという想いがあり、シェアハウスで暮らすのは学生の頃からの夢の一つでした。

その夢をまずは達成し、次はこの場所を活用して色々な人と面白いことを仕掛けていくつもりです。住んでいる人にとっても、遊びに来た人にとってもハッピーになれる、そして一度遊びに来た人がまた別の人を連れてきてくれるような、そんな循環を作っていきたいと思っています。

そのために今は住民と来客の共通言語として、家の名称を決めているところです。住民で候補を3つまで絞り、最終決定にはお客さんにも関わって欲しいという想いから、来てくれた人たちにどの名前がよいか投票してもらっています。(この記事が出る頃には決まっているはず、、?)

「とりあえずXXXに集まろうぜ!」と言ってもらえるような、みんなの第二の家となっていければ嬉しいです。気軽に遊びに来れるようなイベントも打って行きたいと思っているので、この記事を読んで興味を持ってくれたあなたも、ぜひ一度小岩まで遊びに来てください!最高の家と住人たちでおもてなしします。

P.S.
興味を持っていただき、ぜひお話をしてみたい方は、こちらからご連絡ください!
問い合わせの際に簡単な自己紹介を併せて書いていただけると返答しやすいです!
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