今回お話を伺った先輩:植松 快(うえまつ かい)さん
大学に入れば、サークルに入って、アルバイトをして、友達と遊ぶ。それはそれで楽しい。でも、その生活のどこかで「このままでいいのか」と思ってしまう人もいる。今回お話を聞いたのは、学生のうちからアパレル事業やEC事業を動かす「Project Supernova」のリーダー、植松快さん。競技人生、家庭の変化、仲間との関係。その経験が、今の価値観にどうつながっているのかを紐解きます。
- 「いつか起業したい」と思っているけれど、具体的に何をすればいいか分かっていない人。
- 周りと同じように就活して、なんとなく社会人になっていく流れにモヤモヤしている人。
- ファッションが好きで、それを仕事にするきっかけを探している人。
「楽しい」よりも「勝ちたい」が先にあった小学生時代

——小学生の頃からサッカーをされていたそうですね。
小学校1年生からやっていました。
チームのコーチが祖父だったこともあって、純粋に「楽しい」というよりは、「勝ちたい」「試合に出て活躍したい」「祖父に褒められたい」という気持ちの方が強かったですね。
ただ試合に出るだけじゃなくて、ちゃんと結果を出したいとずっと思っていました。
人生を変えた祖父の死。救ってくれた友人の存在
——高校時代、人生を変えるような大きな出来事があったと聞きました。
祖父が亡くなって、同じタイミングで家庭も崩れました。
最も大切だった祖父の死、立て続けに、両親が離婚し、帰る家もなくなり、自分の居場所がなくなりました。友達の家に居候してた時期もあって。
——かなりきつい状況ですよね。
そうですね。当時は、普段から一緒に過ごしていた友人の存在がとても大きかったです。
特別なことをしてくれたわけではないのですが、いつも通りに接してくれることが、何よりありがたかったですね。
今でもその関係は続いていますし、あの時期は本当に友人に救われたと感じています。「一人では乗り越えられなかったな」と思いましたし、人は一人では生きていけないということも実感しました。
その経験があったからこそ、今は自分の周りにいてくれる人たちを、より一層大切にしたいと思うようになりました。
敷かれたレールを歩む人生への違和感
——その頃に価値観も変わったんですか。
変わりましたね。
それまで代々公認会計士の家庭だったので「公認会計士になれ」って言われてて、
自分もそれが正解だと思ってたんですけど、
家庭の崩壊によって一回全部なくなって。
将来どうしていくのかなって考えた時、王道はとにかく嫌だなと思ったんです。
だからみんなと同じように、就活をしてサラリーマンになるのは嫌だなと思いました。とはいえ自分の家庭の中での王道ルート(公認会計士になること)を踏むことも嫌だなと思ったんです。
——王道が嫌だってなった時、何をして生きていこうと考えましたか。
ファッションが好きだったのでファッションのことを考えている時間が一番しっくりきたんですよね。
そこから好きなことで生きたいと思うようになりました。ファッションのことを考えている時は気持ちが楽になって、すごく楽しかったんです。
自分らしさを表現できるファッションとの出会い
——そもそも、ファッションに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
最初は、友達と一緒に服を買いに行ったことがきっかけでした。特別な理由があったわけではないのですが、その時間がすごく楽しくて。「服を選ぶ」という行為自体に面白さを感じたのが始まりです。
——高校時代など、これまでファッションとはどのように関わってきましたか?
自分にとってファッションは「第二の居場所」のような存在でした。言葉にしきれない感情や、そのときの自分の状態を服で表現できるのが楽しくて。日常の中で、自分らしさを保てる大事な手段の一つになっていると思います。
―—ファッションには勝ち負けがない、というお話が印象的でした。なぜ勝ち負けがないと思うようになったのですか?
今までやってきたサッカーや勉強は結果が出ないと意味ないっていう感覚だったんですけど、ファッションは誰かと比較して優劣を決めるものではなくて、自分の個性や感性をそのまま表現できる。だからこそ、そこに勝ち負けは存在しないと感じています。
何もしていない大学1年、サークル入って、バイトして。このままで良いのだろうか?

——大学に入ってからは?
普通の大学生でしたね。サークル入って、バイトして、遊んで。
でも部活もやめて、
正直何もしてなかったなあ。そのまま就活して、普通に働くのかなって。
——違和感はあった?
ありましたね。
もともと「王道が嫌」で公認会計士を目指していたのに、結局は「就活」という別の王道に乗るだけだなって。
だからこそ、自分はやっぱり「好きなことで生きていきたい」と思いました。これを理想で終わらせるのではなく、現実の生き方として実現するためには、既存のレールに乗るのではなく、自分で道を切り拓く必要がある。
そのとき初めて、「ファッションで起業したい」と思うようになりました。
同期との出会い、何も挑戦していない自分に気づいた

入会当初の植松 快さん
——そこから変わったきっかけは?
大学で出会った人ですね。バイト先で、「服で起業したい」って言ってる人がいて。
しかもその人は、まだ大学1年生にもかかわらず、自分でゼロからイベントを企画して開催していて。ビラも1,000枚配り切るなど、とにかく圧倒的な行動量で動いていました。
言ってるだけじゃなくて、行動を起こしている。
それを見た時に、「好きなことで生きていきたいと思っていたのに自分、何もやってないな」って思って。
そこでやっと、動かないとダメだなって思いました。
そこから経営を学ぶため、ユースキャリアに入会しました。
毎日深夜3〜4時まで作業、アパレルのEC事業の立ち上げを数か月で売上300万円、SEO記事制作、外部案件の獲得、インフルエンサー・著名人との直接交渉など少しづつ実績を積み上げていきました。
そして淡々とやるべきことをやり続けた結果、「個としての信用」と「実務力」が積み上がりました。
個人として積み上げてきたものはあったのですが、一緒に挑戦する仲間はいなかった。
だからこそ次は、「仲間を率いて事業をつくりたい」という想いが強くなっていったんです。
現在は、リーダーとしてチームを率いながら、「Supernova」を立ち上げ、活動しています。
現在の組織の立ち上げから半年間、執念の300記事投稿

——現在リーダーを務める「Supernova」はどんな組織ですか?
ばかみたいに本気で、自分のやりたいことを全力でやる仲間と生きる。
好きなことを軸に、自分と仲間が胸を張れる成果を生み出す。
そして、その成果や関わりを通じて、誰かの人生をいい方向に変えるきっかけをつくる。そんな環境を作ります。組織を誰よりも大切にし、一人ひとりが「強い個」として成立している集団です。
——今はアパレルのEC事業を運営されているんですよね。
そうです!ただ、最初からうまくいっていたわけではなくて。
デニムスカートに特化したECを立ち上げたのですが、半年ほどまったく結果が出ませんでした。
——その間は、どのようなことをされていたんですか?
ひたすら記事を書いていました。
SEOで引っかかるように、記事増やして。最終的に300記事くらい書いたと思います。
結果が出なくても、ずっと書いて、ずっとサイトを見てました。
——辞めようとは思わなかったですか。
辞めようとは思わなかったですね。
小さい頃から「やれば結果出る」っていう感覚があったので。
だから、辞めずに続けていれば、どこかで必ず変わると思ってました。
結果的に現在は売上が伸びて、今は複数の事業を任せてもらっています。
「自分が必要とされる存在になる」という生き方
——今やってる活動の軸はどこにありますか。
「自分が必要とされる存在になること」ですね。
そのとき、その友人は自分にとって本当に必要な存在だったんです。もしその人がいなかったら、帰る場所がなかったと思います。
だから今度は、自分が必要とされる人になりたいと思っています。
事業も、誰かの人生にちょっとでもプラスになればいいと思ってます。
——最後に、動きたくても動けない学生にメッセージをお願いします。
まずは動いた方がいいと思います。
頭だけで考えても、それは今の環境の中での考えにしかならない。
環境が変われば、見える景色も、考え方も自然に変わっていきます。
もし、最初の一歩で迷っているなら、ぜひ一度ユースキャリアに相談に来てみてください。
編集後記
「自分を信じて、やり続ける」
植松さんの話を聞いていて一番に感じたのは、そんなシンプルで強い姿勢でした。
EC事業で半年間結果が出なくても、300記事を書く。
「起業したい」と言うだけでなく、実際に手を動かす。
そんな「当たり前のことを当たり前にやる」ことの大切さを、改めて教わった気がします。
もし、今の生活に満足していないけれど、何をすればいいか分からないという人がいたら、まずは植松さんのように、今いる場所から一歩だけ外に出てみるのがいいかもしれません。
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ライター情報

法政大学3年 中島ひな子
小学生〜大学生のキャリア支援をテーマに活動。「人を唯一無二で輝かせる環境を作る」を目標に、キャリアがテーマの学生団体運営や地域の教育イベントを開催中。他にもアート展や、法政大生向けイベント企画、PR雑誌のプロデュースに関わる。

青山学院大学4年 木曽光咲
「自分が思う面白いものを世界に布教する」を目標に、ファッションイベントを開催、youtubeなどで活動している。他にも趣味でダンスを20年間続けており、大学ダンスサークルとして全国優勝を経験した。


