留学やスタディツアーで終わらない。社会で結果を残す、大学生のキャリアの作り方とは

国際協力、海外、社会課題
大学に入ると、そういったテーマに興味を持つ学生は少なくありません。

実際、

  • スタディツアーに参加する
  • 留学をする
  • ボランティアに行く

という経験をする人も多いと思います。
しかし、その一方でこんな感覚を持ったことはないでしょうか。

「結局、自分は“参加しているだけ”なんじゃないか?」

そんな違和感を感じながらも、「じゃあ自分は何をすればいいのか」が分からないまま、時間だけが過ぎていく。

現在ユースキャリアに所属している荒井さんも、もともとはそんな悩みを抱えていた一人の大学生でした。
しかしユースキャリアでの活動を通して、カンボジアスタディツアーの企画運営に関わるなど、さまざまな挑戦を経験してきました。

今回は、荒井さんがどのようにしてその一歩を踏み出し、どんな経験を積んできたのかについて話を聞きました!

「参加者」から「作り手」になった瞬間

プロフィール

荒井航平(あらい こうへい)

年齢:22歳

興味分野:海外/エンジニア/社会課題/教育

入会時期:大学1年生の10月

これまでやってきたこと/今やってること

・カンボジアスタディツアー企画/運営

・内閣府国際交流事業複数参加/実行委員長

・ユースキャリア教育機構 教育事業部「District of Education」プロジェクトマネージャー

・Webサイト新規開発/運用

石塚

荒井さんは、カンボジアスタディツアー企画していたんですよね。

参加する側と、企画する側ではやっぱり全然違いましたか?

荒井

そうですね。もともとは参加者側だったんですが、途中からツアーの企画・運営側に回ることになりました。

参加者のときは、どうしても「体験する側」なんですよ。
でも企画側になると、

・コンセプトを作る

・企画を作る

・集客をする

・当日の運営をする

全部自分たちで決める必要がある。

完全に「作り手側」になるんですよね。

石塚

実際はどんなことをしていたんですか?

荒井

まず大学生にヒアリングをして、どういうツアーなら来たいのかを聞きました。

それをもとに企画書を作って旅行会社にプレゼンしました。

そこからはもう完全にビジネスパートナーとしてやり取りしていました

荒井

特にプレッシャーが大きかったのはお金の部分でした。

ツアーの参加費って、だいたい20万〜30万円くらいするんです。

なので、もし人が集まらなかったら普通に赤字になる

そこで初めて思いましたね。ただツアーに参加するのと、

ツアーの作り手側に回るのでは得られる経験が全然違うって。

近道は、先を行く先輩に頼ること

石塚

さっきの話を聞いていて思ったんですが、

「作り手側になることが大事」と言っても、
そこに至るまでの道筋が分からない人も多いと思うんですよね。

どういうステップを踏めばいいのか、分からないというか…。

荒井

正直、自分も最初は全然分かってなかったです。
だからこそ大事だと思うのは、先を行く先輩を頼ることですね。
一番大きいのは、「何をすればいいか」が具体的に分かることです。

一旦カンボジアツアーの話題と変わって、教育事業部での話をさせてください。
教育事業部では、久保寺さんという先輩に面倒を見てもらっていたんですが、

・今の自分に足りていないこと
・次にやるべきこと
・どの順番で成長していくべきか

をかなり具体的に示してもらいました。
自分一人だと、「何となく頑張る」になりがちなんですけど、先輩がいると「これをやれば次に進める」というのが分かる。これがかなり大きかったです。

荒井

久保寺さんと毎週お話しする中で、人前で話すのがめちゃくちゃ苦手、という自分の弱みと向き合うことになって。
それで始めたのが、河川敷での発声練習でした。八王子の河川敷で、毎朝ですね。

授業を想定して、
「はい、じゃあ今日の授業始めます!」
みたいな感じで、一人で話す練習をしていました。

1〜2ヶ月くらい続けて、声の出し方とか、歩き方とか、話し方とかをずっと試していました。

でも、自分一人だったらそこまでできなかったと思います。
久保寺さんが自分の弱みを指摘してくれて、「次はここを伸ばそう」と成長の道筋を示してくれる人がいた

作り手になることは大事です。
でも、一人で全部やろうとすると遠回りになることも多い。
だからこそ、先を行く先輩に頼ることはすごく重要だと思います。

同期と過ごした濃密な時間。カンボジアツアーの裏側

石塚

カンボジアスタディツアーの準備をしていたとき、同期との関係で印象に残っていることはありますか?

荒井

めちゃくちゃありますね。
当時は、松村さんと水谷さんという同期と3人で動くことが多かったんですが、本当にカオスでした(笑)。

夜の3時とか4時くらいまで、ずっと企画を考えたり資料を作ったりしていました
数ヶ月くらいはほぼ毎日そんな感じでした。

しかも、水谷さんは秋田の国際教養大学にいたので、毎回3人でZoomをつないで、深夜まで議論していました。

荒井

雑談もしながら、でも真剣に企画を考えていて。
ただ、めちゃくちゃ時間をかけて作った企画が、結局全部ボツになることも普通にありました。「これ何ヶ月も考えたのに、全部やり直し?」みたいな(笑)

でも、そういう試行錯誤を一緒に乗り越えてきたからこそ、今でもすごく仲がいいんだと思います。
最初は本当に3人だけでスタートしたので、その時間はすごく印象に残っています。

「周りと比べてしまう」——坂本さん(後輩)からの質問

坂本

私は、周りの人はできるのに自分はできなくて、もどかしさを感じることがあるんです。
荒井さんはそういうことを感じたことはありますか?

荒井

めちゃくちゃありますよ。

僕自身、ユースキャリアではうまくいかない時期が3〜4年くらいあって、結構長かったんです。本当はもっと早く成長したかったけど、なかなかうまくいかなかった

周りの人のほうが成長が早い、というのはずっと感じていました。
自分は人よりできないな、という自覚もありました。

坂本

それをどうやって乗り越えていたんですか?

荒井

まず、自分の性格をちゃんと知ることですね。

僕の強みは、派手な成果を出すことではなくて、コツコツ継続することなんです。
最初はそれを当たり前だと思っていたんですが、周りから見ると意外とそれが強みだったりする

そこに気づいてからは、「人と比べる必要はないな」と思うようになりました。

もちろん焦りは大事だと思います。
でも、自分が成長することで、周りに価値を提供できるようになる。

そのためにまず自分が強くならないといけない、という感覚はずっと持っていました。

成長の鍵は「縦と横の人間関係」

同期と深夜まで議論を続けた時間。
自分の弱みを指摘してくれた先輩の存在。

ユースキャリアの活動の中で、荒井さんは縦と横の両方のつながりから多くを学んできました。

同期とは、同じ目線で悩み、ぶつかりながらも一緒に成長していく関係。
先輩は、少し先を歩きながら背中で道を示してくれる存在。

荒井さんにとって、その両方があったことが、長く活動を続けてこられた理由だったといいます。

大学生活の中で、ここまで本気で挑戦できる環境は、そう多くありません。

もしあなたが

・何かに本気で挑戦してみたい
・同世代で刺激し合える仲間に出会いたい
・社会に価値を生み出す経験をしてみたい

そう思っているなら、ユースキャリアのコミュニティはきっと大きなきっかけになるはずです。

ユースキャリアでは、現在新しいメンバーを募集しています!
「参加者」で終わる大学生活ではなく、社会に価値を生み出す一歩を踏み出してみませんか?

ライター紹介

石塚 優(いしづか ゆう)

東京大学経済学部4年生。

地元企業や自治体と連携したPR動画の制作や食フェスの企画運営など、「地方だから無理」という思い込みを壊し、地方からでも挑戦できる選択肢を提示することをテーマに活動している。

坂本ひかり(さかもと ひかり)

慶應義塾大学環境情報学部2年生。

木や森の魅力を都会の人々に伝え、無関心層を関心層へ広げる学生団体を運営する。日本の貴重な資源である木の価値を発信し、大学生向け合宿やInstagramで普及活動を行っている。