新卒1年目で古民家再生ビジネスに関わるための、最初の1歩目とは。【空き家活用】

ある日、僕の先輩から、こんなLINEが届きました。
“僕の運営している古民家に、みんなで遊びに来ませんか。” と。

「古民家を運営する」
「空き家をリノベーションする」

という活動は、きっと沢山の大学生が1度はやってみたい、夢に見たことのある活動だと思います。

けれど、イマイチどうやって始めたら良いのか、実際何が難しいのが、
道筋がちょっと見えにくいというのも現実です。

僕は地方出身。片田舎から、18歳で上京してきた。
地元にも空き家が沢山あり、それを活かせないかなとおぼろげに感じつつ。

そうして地方活性に興味を持ち始めたものの、特に目立った活動を何もできていなかった僕には、「僕の運営している古民家に・・・」というワードを素で聞いたのは衝撃的でした。

2022年のGW(ゴールデンウィーク)、古民家のある千葉へ向けて、僕らは出発しました。

千葉県・匝瑳(そうさ)市、築140年の古民家へ向かう

千葉県の外房、匝瑳(そうさ)市へ向かう。

友人の車に乗り、東京・渋谷から約2時間。
灰色のビル群を抜け、夏を待つ小さな緑に囲まれ始めていく。

ドライバーをしてくれた友人の趣味で、ひたすら80年代〜00年代の曲が流れる車中。
見たことの無い街と街を駆け抜け、ひたすら喋り、遂に到着。

「古民家」を、歩く。

青空!!
これ以上無いんじゃないか、と自信を持って言えるほどの、最高の青の下に、
今回の目的地である、若者が運営する古民家に到着。

築140年。
建てられた時代は1880年頃
で、歴史の教科書で出てくるような「大政奉還」や「廃藩置県」があったほんの10年後。
大きく時代が動き始めたそんな頃から、変わらずここに在り続けている場所。

あたりを周ってみると・・・

土間のある日本家屋

こういう空間はもしかしたら、田舎のおじいちゃん・おばあちゃんの家にあっただろうか。
そんな時の厚みを感じられる空間。

これは給湯器的なもの。
当初はお湯が出ず、いわゆる普通の給湯器ではなく、石油を使い温めるタイプ。

井戸もしっかりとある。
しばらく使われていなかったもののようで、今はまだ使えない。
色々な許可などを得つつ、これから開通を目指すらしい。

倉庫(納屋)が横に併設。
後からみんなで見てみましたが、中には古いお宝が沢山・・・

畑もしっかりと。

「古民家」を運営する若者に、話を聞く。

代表の陸さん(河野陸、写真左)と、現場をメインに動くピンキーさん(写真右)。
2人に、話を聞いてみました。

陸さん
はるばる来てもらえて嬉しいです。
…と言っても、そこまで遠くは無いですよね?

―― ちょうど良い距離でした!近くもなく遠くもなく、日常から少し離れたところに、こんな場所があるなんて。

ピンキーさん
最近、色んな方達に遊びに来てもらえて。
先日は、平日ずっと働いてて心身共に大変な社会人の方が休日遊びに来てくれて、「うわ、こんな場所良いな…」って言ってくれました。

陸さん
最近だと、大学院で遺伝子の研究をしている子が、食や農業のジャンルでこっちに移住して活動したいと言ってくれたり、
逆にまだ何も出来ないけれど、学生のうちに何かやってやりたい!っていう大学2年生も来てくれています。

――めっちゃ幅広いですね…!沢山の方に人生のキッカケというか、そういうのをお渡しできているんですね。辺りを沢山歩かせていただいて、凄く良い場所だなって思いましたもん。

陸さん
僕自身もずっとこういうのをやってみたいと思っていたんですが、たまたま関わる機会のあった方がこの古民家を1000万円で売却しようとしていたタイミングで。

絶対何かに役立てるし、願ってもいないタイミングとチャンスだと感じお願いしたところ、破格の金額でお借りすることができました。先日そのオーナーさんが「若者にチャンスを与える古民家オーナー」として新聞にも掲載され、自分ごとのように嬉しく思います。

――地元の色々な方々と繋がり、協力していただいているんですね!

陸さん
本当、それが一番大切と言っても過言じゃないと思います。
地域の活動に出たり、行政との関係を作り、ご近所の方々にしっかりとご挨拶もして。

人によってはそれを面倒くさいと思うこともできるかもしれませんが、僕の場合はそれを少し面白がっているというか、どうやったらこの難題をクリアして良い環境を作れるだろう?と考えるようにしています。

ピンキーさん
僕は、地元の方々に本気さを見せるために、最近住民票を匝瑳市に移しました
この効果は想像以上で、口だけで「この街が好きです」って言っても中々伝わらないけれど、「住民票を移しました」って言うと相手の目が変わるんです(笑)

そういう行動1つで人は感心してくれて、眠っている大きなチャンスが舞い込んできたりします。残念ながらON AIRにはならなかったですが、取材の依頼も既に受けています。
まだまだ他にもやりたいことがあるのですが、その第一歩は踏めたかなという実感があります。

「古民家」を作り、活かすということ。

陸さん
お送りした写真のように、古民家を自分たちでリフォームしています。

ピンキーさん
やってみると、めっちゃ楽しいですよ!
古い家なので、梁がズレていたりするんですが、昨日はそれをジャッキアップして修復していました(笑)。
床の張り替え方も、だいぶわかってきましたよ。

――こういうの、凄く良いですね!!絶対楽しいやつです、これ。

ピンキーさん
他には、ちょうどこの前来てくれた学生や若い社会人の方もお連れして、近所の方達と共に、畑作りにも取り組みました。

陸さん
いま、古民家の裏にある使われていない畑をお借りしているんですが、
そこも少しずつ広げていって、本格的に農業ができるようにしていきたいんですよね。

多くの方々の協力を得て、面白いチャンスを作り、そして多くの方に還元していく。

そのために、頭だけ使うのもダメで、心・感情だけで動くのもダメで、その両方をバランス良く使っていくこと
それを自分自身はもちろん、運営メンバーや来てくださる方にもお伝えし、良い輪を広げていこうとしています。

「古民家」の先に、描く未来。

――ここは本当に素敵な場所だなって感じました。自分自身の未来を凄く考えさせられるキッカケになったと感じています。

陸さん
そう言ってもらえて、凄く嬉しいです。
僕自身は、「心を揺さぶる」ということを1つテーマにしていて、多くの若者が不満を持ち疲弊していくのではなく、せっかくの人生なので心を大きく揺さぶるようなことをやって欲しいし、僕がそのキッカケをどんどん作れたらなと思っています。

――今後、どんなことに取り組んでいこうと思っていますか?

陸さん
やりたいことは山程あって、既に動いているものもあります。

例えば、「匝瑳(そうさ)プロジェクト」という、若者が集って古民家をベースに地域と繋がるコミュニティ活動を始めています。
僕たちはたまたま古民家運営という活動に出会えましたが、0から始めるのは実力も運も必要で、中々大変です。
そのハードルを下げて、多くの方々に関わっていただきたいんです。

もう1つは、僕とピンキーは古着が好きで、プライベート・仕事問わず着ていることが多いんですが、
僕らでいう古着のような、「古民家×◯◯」という組み合わせを沢山作っていけたらと思っています。

古民家に来てもらった人に、コーデの楽しみ方を自然と教えたり、古民家発のECサイトを古着で作っていったり、部屋が沢山あることを活かして古着部屋を作ってみたり。
そういう掛け算要素を持ってきてもらって、この古民家をどんどん活かして夢を広げていけたらと思っています!

――ありがとうございます!最後に、何か伝えたいことはありますか?

陸さん
僕らはやりたいことが沢山あり、色々な設備や準備が整いつつあります。
しかし、まだまだ人が足りなく・・・。こういう活動に興味のある方に、沢山集まっていただきたいと思っています。

ここでしか出来ない経験が、山ほどあります。
一緒に面白いことをやりましょう!

ピンキーさん
僕は、陸さんに拾ってもらった形で活動を始めて、本当にやってきて良かったと感じています。
古民家運営や地域での活動に興味が有る方が、いきなり飛び込む自信が無ければ、まずは陸さんの下でやると多くのことが学べます。現に、今の僕がそうだと思っています。

大人になる僕らは、「いつかやりたいなー」というただの妄想で終わらせるのではなく、
せっかくの人生なので、地に足の着いた夢を一緒に追いませんか?
それをここで、一緒にやりましょう!

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夏が近づくこの季節、多くの若者は今後の人生に悩むことがあるのではないかと思います。

将来何をしようか。
どんな暮らしをしようか。
いま、何をするべきなんだろうか。

ヒントはいつも自分の中には無くて、ちょっとだけ外を見てみると簡単に見つかったりするものです。
本気で何かに打ち込む人生の先輩達を見て、感じるものがきっとあるでしょう。

今回訪れた古民家の彼らは、あなたにとって大きな影響を与えるかもしれません。
いつだって小さな行動1つで、その後の人生が大きく変わる。

古民家を運営する2人と関わり、人生を面白くするキッカケを得たい方は、ぜひこちらからご連絡ください
忙しいお二人ですが、優先的に僕から紹介させていただきます。