今回は、ユースキャリアに所属している現役ゲームプランナー3名に「ゲームプランナーになるにはどうすればいい?」という疑問を集めてインタビューしてきました!
子どもから大人まで、多くの人から憧れられる『ゲームプランナー』という職種。しかし、多くの人が想像する仕事内容と、実際のプランナーの仕事内容は大きく異なるようです。そこで今回は、
- 実際のゲームプランナーの仕事内容
- なぜゲームプランナーという進路を選んだのか?
- ゲームデザイナーになるには学生時代に何をすればいい?
- 進路は大学と専門学校、どちらが有利?
という話をお届けしていきたいと思います!
なかなか聞けない、業界の裏話なんかもあるので、ぜひ最後まで見ていってくださいね!
ゲームプランナーとは、どんな仕事?ざっくりと紹介!
今回は、ユースキャリア教育機構に所属している、3名のゲームクリエイターの方にお話を伺っていきたいと思います。今回は、ゲームプランナーを目指す学生さんから寄せられた質問内容を、現役ゲームプランナーのみなさんに答えてもらおうと思います!
なお、ゲーム制作会社はその性質上、名前や細かい職務内容を明かす事ができないため、今回は匿名形式でのインタビューとなります。
よろしくお願いします。
プロフィール
Aさん 20代前半
情報系の私立の大学 ⇒ 大手のゲーム会社
仕事では、ソーシャルゲームのプランナーを行っている。
Bさん 20代前半
情報系の国公立の大学 ⇒ 大手のゲーム会社
仕事では、コンシューマゲームのプランナーを行っている。
Cさん 20代前半
大学(中退) ⇒ ゲームの専門学校 ⇒ ベンチャーのVRゲーム制作会社
仕事では、メインはプログラマとして働きながら、企画にも携わる。
今回は、エンジニアではなくプランナーとしての話をしてもらう予定。
ゲームプランナーとは、面白さを考えて人に伝える仕事
よろしくお願いします。では早速、質問の1つ目になります。
「Q1. ゲームプランナーとは、どんな仕事ですか?」
『面白さを考えて、人に伝える仕事』
これに限ると思います。
面白さを考えるだけがプランナーの仕事だと思われがちですが、面白さを考えることはエンジニアでもデザイナーでもできます。じゃあプランナーが何をするのかと言うと、面白さを考えた上で人に伝え、周りの人を巻き込みます。そこで「よし、これはやろう!」となると、絵が生まれたりコードが生まれたりしていきます。
この最初の主軸を作る事が、ゲームプランナーの仕事だと思いますね。
まじでこれですね。『考えて伝える人』。
プランナーの業務内容って、会社によって違うじゃん。UIを考えるゲームプランナーもいれば、レベルデザインを考えるゲームデザイナーもいる。でも、どのプランナーでも共通している事は、「ゲームの面白さを考えて伝える」ことだと思います。
面白さを考えることも大事だけど、やっぱ伝える所がプランナーとしては重視される部分だと思います。企画書や仕様書を書く際に、いかに分かりやすくエンジニアさんやデザイナーさんに伝えるか、その言語化能力が求められる職種だなと思いますね。
あー、それはまさにそう!例えば、仕様書は細かく書くものだけど、細かく書いただけだと他職種の人がすぐに理解できない。だから、概要書を作ってから、細かい仕様を見てもらう流れにしたりね。
「ただ伝える」だけだと、概要書なんて必要ない。けど「分かりやすく伝える」ためには、こうした補助資料が必要。この「分かりやすく伝える」ために手間と労力をかけるのがプランナーだと思いますね。
この「伝える」には、資料として伝えるだけでなく、口頭や会議・Slackなどでのコミュニケーションも含みますね。コミュニケーション力、企画職ではまじで重要です(笑)
ゲームプランナーになるには、論理を突き詰められる力が必要
あと、面白さを作る時・人に伝える時に、論理詰めて考える必要があるね。
なぜこの数値なのか、なぜこの遷移なのか、なぜこの仕様なのか、それら全てに対してプランナーは理由を答えられなきゃいけない。
「なんとなく」なんて言ったら、めちゃくちゃ詰められるよね(笑)
すべての数値に対して、何かしら狙いを持って設定していないと、よく分からないゲームができあがる。だから、全ての仕様に対してちゃんと理由を答えられる論理的思考力がプランナーには必要だね。
「なんとなくこっちの方が良いと思った」という場合でも、その「なんとなく」が発生した理由が、必ずどこかにあります。自分が感じた感覚を、明確に言語化して他人を理解させられるかが大事ですね。
ゲームプランナーの仕事内容を紹介!
ありがとうございます!では続いての質問です。
「Q2. ゲームプランナーが行う仕事には、具体的にはどんな内容がありますか?」
なるほど。自分の行っている仕事は「レベルデザイン」ですね。レベルデザインとは、どんな難しさ・数値設定にしたら、ユーザが一番面白いと感じるかを考える仕事です。
スマブラで言うと、ファルコンパンチのダメージをいくつにするのが、ユーザが一番面白いと感じるかみたいな。桜井さんのこの動画を見てもらえるのが一番分かりやすいと思います(笑)
自分は「アウトゲーム」と言われる、メインのゲームの外側の仕事をしています。例えば、キーコンフィグだったり、メニューの画面だったり、ゲーム起動時の処理なんかがアウトゲームと言われますね。
その中で、仕様書を作成したり、UIの仮デザインを組んだり、担当機能の進行管理をしたりしています。
ソーシャルゲームのプランナーは、1人が担当する業務分野が手広くなりがちです。仕様書作成やデータ入力・デザイン・簡易なプログラム・進行管理・バグチェックなど、仕事内容は多岐に渡ります。
そのため、色んな事をやってみたい!早く成長したい!という方にはおすすめですね。
逆に何か特化したい事がある方は、コンシューマゲームのプランナーをおすすめしますね。
自分は、メインの仕事はエンジニアなんですよね。プランナーの仕事としては、担当している機能の仕様書を作っています。
ここでちょうど関係しそうな質問があったので、入れさせてもらいます!
「Q3. プランナーは仕事で企画書を書くことは、どれくらいありますか?」
自分はそこまで企画書を書く機会はないですね。ゲーム開発の現場では、企画フェーズよりも開発フェーズの方が圧倒的に長いので、企画書を書く事ってあんまりないんですよね。
ただ、企画書を書く能力自体は大切なので、アイデアやコンセプトを日々考えてメモに残したり、休みの日に企画書を書いてみたりはしています。
自分も同じく、そこまで企画書を書く機会は多くないですね。
就活では、なぜゲームプランナーという職種を選んだ?
では、こちらも多く寄せられた質問になります。
「Q4. なぜゲームプランナーという進路を選んだのですか?他の仕事やゲームプログラマーでなく、ゲームプランナーを目指した理由を教えてください。」
僕は、高校生の頃はゲームプログラマーを目指していました。単純にゲーム好きだし、それを仕事にしたいなぁって思って。「ゲーム作るんだったらプログラミングの知識が必要だよな」と思い、情報系の学部に進学しました。
それで大学では、7~8本くらいゲームを作っていました。ゲーム制作に関わる事は全部1人でやっていましたね。たくさんゲームを作っていく過程で、「やっぱりゲーム作るの面白い!これを仕事にしよう!」と決まりました。
そして大学3年生の頃、「ゲーム制作の現場で働いてみよう」と思い、VRの会社で半年間エンジニアとして働きました。その時に「自分はエンジニアにはなれない」と確信しましたね(笑)
というのも、会社のエンジニアの方々は、休み時間も仕事終わりも休日も、ずっとプログラムを書いているんです。根っからプログラムを書く事が好きで、趣味がコーディング・競技プログラミングという人が山ほどいました。
そんな人達を見て、「自分はプログラミングが好きなのではなく、ゲームを作るのが好きなんだ」と気づき、ゲームプログラマーではなくゲームプランナーの進路を選びました。
自分も同じで、最初はプログラマーを目指してたね。
大学生時代にゲームを色々作っている中で、「どういうゲームシステムにしたら、ユーザーが面白いと感じるかな」と考えるのが好きだという事に気付きました。
そこで、ゲームの面白さを担う職種として、ゲームプランナーという職種を知り、プランナーを目指したという形ですね。
僕はエンジニアとして働いているけど、なりたくてなったわけじゃないです(笑)
就活時に「できる事」が「Unityを使ってゲームを作れる事」だったので、自分のスキルを最大限発揮できるエンジニアという職種を選びました。
自分はディレクターになりたいと、当時からずっと思っています。そのため、「ゲームディレクターになるにはどうすればいいか?」から逆算して考え、今はエンジニアとしてゲーム会社に入ろうと決めました。
なので今の仕事では、プログラミングを行いつつ、仕様を考えたりもしていますね。この記事を見ている人に伝えたいのが、「エンジニアからでもゲームディレクターは目指せます」。
ディレクターは結構、エンジニア上がりの人が多いイメージがありますね。プランナー上がりより、エンジニア上がりの方が多い印象かも。
ゲームディレクターになるには?ゲームプロデューサーになるには何を学ぶべき?
そこちょっと深堀りさせてください!今ちょうど思った質問を追加したいんです!
「Q5. ゲームディレクターやゲームプロデューサーを目指すためには、何をすればいいんですか?」
ゲームディレクターに求められるのは、「広範なゲーム制作に関する知識」「自分の芯を持つこと」「マネジメント力・コミュニケーション力」ですかね。
ゲームディレクターというのは「ゲーム制作のすべてに判断を下す」仕事です。「Aの仕様とBの仕様どっち良いか」「Aの実装とBの実装どっちが良いか」「AのシナリオとBのシナリオどっちが良いか」などたくさんの決め事の中で、誰も決められなかったものは最終的にディレクターが判断することになります。
様々な判断を下すためには、プログラミングだけでなく、アートやサウンド、モーションに仕様まで、すべてをある程度理解している必要がありますね。
また、統括者の判断軸がブレブレだと、何を伝えたいのか分からないゲームになってしまいます。制作チームのリーダーとして明確な判断を下すためには、自分の芯をしっかりと持つことが大事です。
また、ディレクターは本当に色んな人と関わることになるので、コミュニケーション力や対人関係構築力は必須ですね。
ディレクターを中心として、コミュニケーションが円滑なチームを作れると、チームメンバー全体の仕事の効率がグンと上がるので!
ゲームプロデューサーに求められるのは、「ビジネス思考」「対外交渉力」だと思います。
ゲームプロデューサーは、ゲームという商品をいかにお客さんに届けるか、制作費はどれくらいかかるのか、その資金をどこから調達してくるか、などの「ゲームのビジネス面を統括する」仕事です。
ゲーム制作の場合は、売上が製作費の合計を上回らないと、次回作は作れません。そのため、面白い作品を作るのと同時に、面白い作品を売る(多くのお客さんに届ける)必要があります。その責任者がゲームプロデューサーですね。
また、商談や交渉、営業など、外部の会社とのやり取りが多い仕事でもあります。外部パートナーと共同制作したり、制作費を引っ張って来たり、イベントで展示したりするためには、対外交渉力が必須ですね。
ゲームプランナーになるには、学生時代に何をすれば良い?必要な資格は?
学生時代にすると良いこと
では、ここからはゲームプランナーを目指す高校生や大学生から、最も多く寄せられた、ゲームプランナーのなり方についての質問です。
「Q6. ゲームプランナーになるには、学生の時に何をするのが良いですか?」
何かを作った経験、かなぁ。
もちろん、ゲームを作った経験があればそれが一番なんだけど、ゲームじゃなくても小説や音楽・電子工作・イラストなど、何かコンテンツを自分の力で作り上げた経験が必須だと思います。
コンテンツを作る事が好きじゃないと、ゲームクリエイターとして働き続ける事は難しいと思います。そのため、学生時代に何か1つコンテンツを作ってみるのが良いと思いますね。それで「好きじゃないな、楽しくないな」と思ったら、別の職種を目指せば良いので!
「自分がゲームプランナー・ゲームクリエイターに向いているか否か」を測るためにも、自分で何かコンテンツを作ってみるのが良いと思います。文系で未経験の大学生でも全然ゲームは作れるので!
ここにいる全員、学生時代に個人で(チームで)ゲームを作っているからね。
むしろ、クリエイター未経験として就職するのは、かなり難しいと思うなぁ。プランナーなら「帰ったらずっとゲームしていて、毎日10時間はゲームを遊んでます!」みたいな人なら、クリエイター未経験でもなれる可能性はあるかもしれないけど、それがないならまずはゲームを作ってみるのが良いと思いますね。
それで言うと、実際俺は自分で作ったゲームを持ち込んで、インターン(アルバイト)に採用してもらって、そのままインターン先の会社に内定貰っているからね。
特にゲームエンジニアを目指すなら、デジタルコンテンツを作った経験は必須だね。
ゲームプランナーになるために必要な資格、求められる3つの能力
次も就活に関連した質問になります。
「Q7. ゲームクリエイターに必要な勉強やスキルは何だと思いますか?取っておいた方が良い資格などはありますか?」
「論理的思考力」「コミュニケーション」「ゲームへの熱量」
この3つは間違いなく必要。むしろ、この3つがあればどこかしらのプランナーにはなれると思っています。
ゲームへの熱量は、どれだけ多くのゲームを遊んでいるか、このジャンルのゲームをたくさん遊んでいるか、とかかな。
ただ遊ぶだけではなく、「なぜそのゲームをたくさん遊んでいるのか」「どこのシステムが面白いと思うのか」というのをちゃんと自分で分析して、考えられる論理的思考力も必要。
そして、自分が感じたゲームの面白さを人に伝えるコミュニケーション力も大事。コミュニケーション力って雑談力という意味ではなく、自分の考えを相手に伝えて理解してもらうのが、プランナーにおけるコミュニケーション力だと思っています。
ゲームプランナーのなり方は人それぞれですが、これらの能力はゲームプランナーになるためにはどんな人にも必要だと思いますね。
めっちゃ良い内容、俺からあと言う事あるかな(笑)?
プラスアルファであった方が良いスキルとしては、「分かりやすく伝えるデザインスキル」かな。企画書を書く際や仕様を他職種に伝える際に、分かりやすく伝えられるためのデザインスキルはあると良いと思ってます。
Photoshop、Illustrator、PowerPoint、ツールはなんでも良いんだけど、画像として明確に伝えられるスキルがあると良いと思うかな。
スキル以外に、必要な資格はあったりしますか?
ないね!
資格を取るよりも、ゲームを作ってみる方がプランナーとして必要な力を伸ばせると思いますね。企業側も、資格いっぱい持っている学生より、1本ゲームを作った事がある学生の方が、取りたいと思うんじゃないかな。
あと、意外に思われるかもしれないですが、アイデア力やコンセプトを立てる力よりも、上の3つの能力の方が大事だったりします。よくゲームプランナーになるためには「アイデアが一番大事!」と思っている就活生の方がいますが、意外とそんなことはないですね。
ゲームの専門学校と大学、ゲームプランナーになるには進路はどっちが良い?
こちらは、ゲームプランナーを目指す高校生からの質問になります。
「Q8. ゲームプランナーを目指すなら、専門知識を学べる専門学校か、一般の大学か、どっちの進路が良いでしょうか?」
今回は、大学卒のAさんとBさん(どちらも情報系の学部卒)、専門学校卒のCさんがいるので、それぞれに大学・専門学校のメリット・デメリットをお伝えしてもらおうと思います。
大学のメリット・デメリット
大学のメリットは、「卒業後の進路を選べること」だと思います。
高校生の頃に思っていた進路と実際に選ぶ進路は、得てして変わりやすいです。自分も高校3年生の頃はゲームプログラマーを目指していましたが、実際はゲームプランナーになりました。
今思っている進路に、100%の自信がないなら、選べる選択肢が多い大学をおすすめします。大学ならゲーム業界以外でも就職できますが、専門学校だとそれは難しいので。
あとは、色んなものに手を出せるのもメリットだと思います。
4年制なので時間も多いし、授業で様々な知識を得られるし、周りに色んな事をやっている人がいるので、知見と経験が広がりやすいのは大学ならではですね。自分は国公立の大学だったのですが、周りにはバンドをしている子とか、体育会系の子とか、ゲームから遠い人たちも多くいたので、多様な人と関われましたね。
大学のデメリットは、「受動的だと何もできない」所ですかね。
情報系の学部に行ったとしても、ゲーム制作は基本的に独学になります。自分で本やネットで知識を集めて、自分で期日を決めて制作していく必要があります。
また、大学はゲームを作りたい人と出会える機会が少ないので、自分から外のイベントに足を運んだり、SNSで発信などをしていかないと、学生ゲームクリエイターの仲間もできにくいです。
そうだね。
専門学校なら、ゲーム制作の授業があるし、同級生もみんなゲーム制作をする仲間なので、受動的でもある程度は知識や経験が身に着く。けど大学だとそうはいかないので、主体的に学び行動する力がないと、ゲームデザイナーになるのは難しいですね。
専門学校のメリット・デメリット
専門学校のメリットは、「ゲーム制作を学ぶ環境が、大学に比べると整っていること」かな。
授業ではUnityやPhotoshopなどのゲーム制作のツールを学べるし、外部のイベントに出展する機会もある。あとは、チーム制作の授業があるので、そこでゲームプランナーとしてどう動けばいいのかを、実践的に経験することができますね。
専門学校のデメリットは、「授業料が高いこと」かな(笑)
僕が通っていた所だと、年間150万近く学費が必要だったのに、そこまでコマ数が多くはなかった(笑)
あとは、専門学校を卒業してもゲームプランナーになれるのってほんとに一部で、ちゃんと勉強したり外部制作を頑張っていないと、結局プランナーにはなれない。なので、専門学校に行ったからといって、確実にプランナーになれるわけではない事を理解しておいてもらえるといいかな。
ゲームプランナーの仕事は楽しい?現役プランナーたちが実情をぶっちゃけ
ここまで、ありがとうございました!では、こちらで最後の質問となります。
「Q9. ゲームプランナーの仕事をしていて、楽しい事は何ですか?」
そうですね…。実際、多くの人が想像しているような「楽しい仕事」ではないと思います(笑)
え、それ言っちゃう?そんな夢も希望もないような(笑)
でも、嘘を語るよりも、実際のところどうなのか、現実をちゃんと伝えた方が良いかもしれないね。それでも大丈夫ですか?
あー、、、はい💦思っていることを素直に伝えてもらえれば大丈夫です!
分かりました。
実際、ゲーム会社の仕事は結構忙しいですね。いわゆるホワイトな仕事ではないと思います。マスター前なんかは残業の嵐ですし。
まあでも、僕はそれが嫌だとは全く思っていませんね。むしろ、良い作品をお客さんに届けるために、チーム一丸となって頑張る。それは忙しいけど楽しいことだなと感じています。
あと、仕事に際限がないのも、エンタメ業界ならではの特徴だと思います。
ゲームを面白くするために、とことん細部まで詰めていく。これを楽しめるのかどうかで、ゲームプランナーに向いているのかどうかが分かるのかなと思います。
あとは、遊びの裏側、遊びの仕組みを知れるのは楽しいかなと思いますね。「こういうロジックで考えているから、このクエストはモチベーションが維持されるんだな」みたいなことを知れるので。
自分は、自分が狙った通りにユーザーを喜ばせられた時に、「この仕事楽しいな」と思うかな。
「どう作ればユーザーが快適にゲームを遊んでくれるか?」を考えてゲームを作るんだけど、快適なゲームってユーザーから何とも思われないんだよね。「この操作重いな」とか「このUI見にくいな」みたいな不快要素は感じやすいんだけど、快適な要素ってなかなかユーザーには気づいてもらえなくて(笑)
なので、ユーザーが不快に思う事なく、楽しくゲームをプレイしてくれれば、それだけで嬉しいですね。
ゲームプランナーは遊びを作る「仕事」なので、大変な事も多いです。
でも、この仕事でしか得られない「楽しさ」は間違いなくあるので、ゲームプランナーを目指したい方は、ぜひ僕らと一緒に面白いゲームを作りましょう!
まとめ:ゲームプランナーになるには「論理的思考力・コミュニケーション・ゲームへの熱量」と「何かを作った経験」が大事!
現役ゲームプランナーのインタビューはいかがでしたでしょうか?これからプランナーとして就活予定の大学生の方、進路に悩んでいる高校生の方などは、ぜひ今回の内容を将来の参考にして頂ければと思います。
最後に、今回の記事のまとめです。
- ゲームプランナーとは「面白さを考えて、人に伝える仕事」
- ゲームプランナーになるには、学生時代に何かを作った経験が必要
- ゲームプランナーになるには、次の3つの能力が必要
- 論理的思考力
- コミュニケーション力
- ゲームへの熱量
- 大学のメリットは、卒業後の進路を選べる事
- 専門学校のメリットは、ゲーム制作を学べる環境が用意されている事
- ゲームプランナーは、忙しいけど楽しい仕事!