学生起業に興味はあるものの、「何から始めればいいのか分からない」「手順や環境を間違えたら失敗しそうで不安」そう感じている学生は少なくありません。実は、学生起業は才能や勢いよりも、 正しい順番で進めることと相談できる環境を持つことで、成功確率が大きく変わります。逆に言えば、やるべきことを整理しないまま動き出すと、時間やお金を無駄にしてしまうケースも多いのが現実です。
本記事では、学生起業を考え始めた人に向けて、起業までの基本的な手順や準備すべきことを整理しながら、「一人で抱え込まずに進める重要性」についても分かりやすく解説します。まだ事業アイデアが固まっていなくても問題ありません。不安や迷いがある今だからこそ、正しい進め方を知ることが、最初の一歩になります。

起業するまでの8つのステップ
学生起業は「思いついたらすぐ会社を作る」ものではありません。正しい順番で進めることで、失敗・無駄な出費・手戻りを大きく減らすことができます。
ここでは、学生が起業を現実のものにするために踏むべき8つのステップを、より具体的に解説します。
ステップ1.事業のアイデアを見つける
多くの学生が誤解しがちですが、起業アイデアは「ひらめき」よりも「気づき」から生まれます。大学生活、アルバイト、インターン、サークル活動など、日常の中で感じた不便さや違和感は、立派なビジネスの種です。
特に学生起業では、
- 学生だからこそ分かる課題
- 若者ならではの行動パターン
- 同世代のニーズ
を起点に考えると、実現可能性が高くなります。
ステップ2.ビジネスとしての可能性や妥当性を検証する
アイデアが浮かんだら、すぐに形にするのではなく、必ず検証を行いましょう。ここを省略すると、「作ったけど売れない」という失敗につながります。
検証のポイントは、
- 本当に困っている人がいるか
- すでに代替手段はないか
- お金を払う理由があるか
学生起業では、SNSアンケートや知人へのヒアリングなど、無料でできる検証から始めるのが基本です。
ステップ3.商品やサービスを開発する
検証ができたら、次は開発です。ただし、ここでも注意点があります。
学生起業でやってはいけないのは、
- 最初から完璧を目指す
- 機能を盛り込みすぎる
- 時間をかけすぎる
ことです。最初は、
- 最低限の機能
- 仮のデザイン
- 手作業でもOK
というレベルで十分です。
目的は「売れるかどうかを確かめること」 であって、完成品を作ることではありません。
ステップ4.事業の形態を決める
次に決めるのが、個人事業主として始めるか、法人を設立するかという事業の形態です。
学生起業では、
- 売上がまだ不安定
- 事業を継続できるか分からない
- 初期費用や固定コストをできるだけ抑えたい
といった理由から、まずは個人事業主としてスタートするケースが非常に多いのが実情です。「起業=法人化しなければならない」と思われがちですが、学生起業において最初から法人にする必要はありません。
むしろ、事業規模や収益の見通しが立たない段階で法人化し、コストや税務の負担が想定以上に重くなって後悔する学生も少なくありません。個人事業主と法人それぞれのメリット・デメリットや、学生起業における判断のポイントについては、後ほど詳しく解説します。まずはここで、「必ずしも最初から法人である必要はない」という前提を押さえておきましょう。
ステップ5.事業計画をつくる
学生にとって事業計画書は「投資家向け資料」というイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、
- 自分の考えを整理する
- 何が足りないかを見つける
- 誰かに説明できる状態にする
ためのツールです。
最低限、
- 誰に
- 何を
- どうやって
- いくらで
を言語化できていれば十分です。
ステップ6.資金を確保する
学生起業で最も不安になりやすいのが「お金」です。ただし、最初から多額の資金は不要です。
学生起業では、
- できる限り固定費をかけない
- 自己資金で回せる範囲から始める
- 売上が出てから融資を検討する
という順番が安全です。「借りられるか」より「返せる設計か」を先に考えましょう。
ステップ7.事業を始めるための環境を整える
ここを軽視すると、後で必ず困ります。
- お金の管理
- 契約の扱い
- 税金の把握
は、事業開始前に最低限整える必要があります。学生起業で多いのは、「売上は出たけど、どう管理していいか分からない」という状態です。
ステップ8.事業を開始する
準備が整ったら、いよいよ事業開始です。ただし、ここがゴールではありません。
- 失敗する
- 思ったより反応がない
- 想定外の問題が起きる
これは全て正常です。大切なのは、振り返る,修正する,続けるこの3つを回し続けることです。
個人事業か法人をするかの選び方3選
学生起業では、最初から法人にすべきか、個人事業主から始めるべきかで悩む人が非常に多いです。結論から言うと、「どちらが正解」ではなく、目的とフェーズで選ぶことが重要です。
ここでは、学生が判断する際に見るべき3つの視点を紹介します。
選び方1.事業規模と売上見込みで選ぶ
まず考えるべきは、 どれくらいの規模で事業を始めるのかです。
- まだテスト段階
- 月の売上が数万円〜数十万円
- 副業・スモールスタート
このような場合は、 個人事業主から始める方がリスクが低いです。
一方で、
- すでに取引先が決まっている
- 早期に売上拡大を狙う
- 月商100万円以上を目指す
といった場合は、最初から法人化を検討する価値があります。
選び方2.取引先との信用関係で選ぶ
学生起業では、「信用」が事業成長のボトルネックになることが多くあります。
例えば、
- 法人でないと契約できない
- 学生個人だと不安に思われる
- 融資・補助金を視野に入れている
こうしたケースでは、法人であること自体が大きな武器になります。
一方、
- 個人向けサービス
- EC・SNS販売
- 少人数で完結するビジネス
であれば、個人事業主でも十分に進められます。
選び方3.管理負担と学業との両立で選ぶ
法人化すると、
- 会計・税務が複雑になる
- 定期的な申告・届出が増える
- 最低限の固定コストが発生する
など、管理負担が確実に増えます。
学業・アルバイト・就活と並行して起業する学生にとって、この負担は想像以上に大きいこともあります。
そのため、
- まずは事業に慣れたい
- 学業との両立を優先したい
場合は、個人事業主で経験を積み、後から法人化するという選択が現実的です。

学生が起業する際の手順に必要な事4選
起業手続きでつまずく学生の多くは、「やり方」ではなく「準備不足」が原因です。ここでは、学生起業で特に重要になる準備物を具体的に解説します。
必要な事1.法人用の印鑑を作成する
法人設立では、個人の印鑑とは別に法人用の印鑑が必要です。一般的に以下の3点セットを用意します。
- 代表者印(実印)
- 銀行印
- 角印(請求書・契約書用)
これらは、
- 定款作成
- 登記申請
- 法人口座開設
などで必ず使用します。後から作り直すと手続きが止まるため、設立前にまとめて作成しておくのが安全です。ネット印鑑サービスを使えば、 数千円〜1万円程度、数日で準備できます。
必要な事2.費用の準備
学生起業で見落とされやすいのが、「設立後すぐに必要なお金」です。
最低限把握しておきたい費用は以下です。
- 登録免許税
- 株式会社:15万円
- 合同会社:6万円
- 株式会社:15万円
- 定款認証費用(株式会社のみ)
- 初期の運転資金(家賃・広告費・仕入れなど)
「設立費用だけあれば大丈夫」と考えると、事業が動き出す前に資金不足になるケースが多発します。学生の場合は、自己資金でどこまで賄えるか,融資・補助金を使うかを設立前に整理しておくことが重要です。
必要な事3.本人確認書類・印鑑証明
意外と直前で慌てるのがこの部分です。多くの手続きで必要になります。
- 運転免許証・マイナンバーカード
- 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
- 住民票(自治体による)
特に印鑑証明は、法務局,銀行,融資契約などで何度も求められるため、複数枚用意しておくとスムーズです。
必要な事4.相談できる環境
学生起業で最も重要なのは、「分からない状態で進めないこと」です。
- 税金
- 契約
- 融資
- 事業形態の選択
これらを自己判断で進めると、後から修正が効かないケースもあります。
最初から、起業経験者、支援機関、専門家に相談できる環境を持つことが、結果的に一番の時短・節約になります。
学生が起業の手続きを手軽にする方法3選
学生が起業の手続きを気軽にする方法を厳選しました。
方法1.サイトを使う
法人設立を自力で行うと、
- 書類作成ミス
- 記入漏れ
- 差し戻し
が起こりやすいです。「弥生のかんたん会社設立」などのサービスを使えば、
- 必要事項を入力するだけ
- 書類が自動作成
- 提出漏れを防止
できるため、学生には特に相性が良い方法です。
方法2.起業家に聞く
ネット検索よりも価値が高いのが、実際に起業した人の体験談です。
- どこで詰まったか
- 何を先にやるべきだったか
- 無駄だった手続き
こうした情報は、 検索ではほとんど出てきません。一度話を聞くだけで、数週間分の遠回りを防げることもあります。
方法3.大学などの起業支援窓口で聞く
学生が起業の手続きを進める際には、在学している大学やその周辺に設置されている起業支援窓口を活用するという方法があります。多くの大学には、学生向けの起業相談窓口やインキュベーション施設があり、起業を考え始めたばかりの段階でも相談できる体制が整っています。
こうした窓口では、起業の進め方や必要な手続きについての基本的な相談に加えて、状況に応じて専門家を紹介してもらえる場合があります。また、学生向けの補助制度や助成金、起業コンテストなどの情報を得られることもあり、学生という立場だからこそ利用できる支援が多く用意されています。
特に、学生限定で無料相談を受けられるケースが多い点は大きなメリットです。費用をかけずに手続きの流れを整理できるため、「何をどこまで進めればいいのか分からない」という不安を早い段階で解消することができます。
大学によっては、作業スペースの提供や、起業を目指す他の学生との交流の機会が得られるインキュベーション施設が併設されていることもあります。一人で調べて進めるよりも、実例や経験に基づいたアドバイスを受けながら進められる点は、学生起業において大きな支えになります。
起業の手続きに少しでも不安を感じているのであれば、まずは大学の起業支援窓口で話を聞いてみることが、手軽で現実的な第一歩と言えるでしょう。
学生起業が手順の仕方がわからなければユースキャリア環境
学生起業は、正しい順番と正しい環境で進めることで、成功確率が大きく変わります。
学生起業は、勢いや思いつきだけで進めるものではありません。正しい順番で、正しい環境を使って進められるかどうかによって、挑戦の成功確率は大きく変わります。
特に起業を考え始めたばかりの段階では、「何から手をつければいいのか分からない」「調べれば調べるほど情報が多く、逆に動けなくなる」と感じる学生は少なくありません。
ユースキャリア教育機構では、そうしたスタート地点に立った学生を前提に、起業を思い立った直後の段階から、実際に事業を動かし始めるフェーズまでを一貫してサポートしています。起業の全体像を整理しながら、今の自分にとって「次にやるべき一歩」を明確にしていく設計になっています。
具体的には、起業手順の整理や事業アイデアの壁打ちといった初期段階のサポートはもちろん、学生が特につまずきやすい、手続き・税務・資金調達といった実務面についても、基礎から丁寧に確認していきます。専門的になりがちな内容も、学生の立場や生活リズムを踏まえながら理解できるよう進めるため、「知らないまま進んでしまう不安」を減らすことができます。
また、ユースキャリア教育機構の特徴は、知識を学んで終わる支援ではないという点です。学んだ内容をもとに実際に行動し、その結果を振り返り、改善を重ねながら前に進む。この実践と改善を繰り返す伴走型の支援によって、「調べて終わり」「考え続けて動けない」といった状態に陥りにくい環境が整っています。
「まだ事業アイデアが固まっていない」
「起業するかどうかも正直迷っている」
そんな段階であっても問題ありません。むしろ、何も決まっていない今だからこそ、相談する価値があります。
一人で悩み続ける時間を減らし、正しい順番で行動を積み重ねていくこと。それが、学生起業を現実的な成功に近づける、最短で確実なルートです。
まずは気軽に、ユースキャリア教育機構に相談してみてください



