ユースキャリアでは、積極的に企業とコラボし共創事業を行っています。
今回は、地方創生事業を行うプロジェクトHeywalkが、広島県の金属加工会社「石原工作株式会社」とコラボ!
その際に行った商品開発と、自社システム開発でのあれこれを紹介いたします。
Heywalk所属デザイナーが挑む、初めてのコラボは一体どのような結果になったのでしょうか?
商品の企画開発に興味がある方や、チームで何かを生み出すことが好きな方はぜひ読んでみてください!
今回はHeywalkに所属するデザイナー、瀧田桃子が石原工作株式会社とコラボいたしました!
24歳
女子美術大学→デザイナーとしての個人事業と石原工作(株)での商品開発
「夢を描き、努力している人が全員自己実現できたら社会は豊かになる。」という思いから、大学3年時からデザインによって仲間の夢をサポートする活動を始める。
現在ではデザイナーとしての活動にとどまらず、デザイン講師やデザイン思考のワークショップ開催も行う。
個人サイト:https://momokotakida.com/
今回のコラボのきっかけとは?
実はHeywalk代表であり、ユースキャリアの理事を務める石原郁也さんのお母様が社長なんです!
既存で行っているtoBの金属加工部品製造が好調だからこそ、今後に向けてDXや新規事業にも力を入れていきたいとのことで話が上がりました。
せっかくだから、東京という情報が早く、多く集まる場所に商品開発の拠点を置き、広島の本社と連携しながら進めていきたいとなって、私に声がかかったんです。
私が大学時代、プロダクトデザイン専攻で商品の企画から制作、PR部分まで一貫して学んでいたこともあり、私も願ってもない機会で!
そして2022年の8月より石原工作株式会社の東京支社として、商品開発プロジェクトが発足されました!
広島県府中市に本社を置く、金属加工の製造業者。
主に農業機械の部品を製造している。
部品の製造に置いて、金型(部品の型)の設計・製作から部品加工まで一貫生産ができることが強み。
会社HP:https://ishiharakousaku.com/
「故郷を増やす」を理念に、地方での事業立ち上げや地方で事業を起こせる人の育成を行うプロジェクトです。
地方で事業を行う人、ゆくゆくは地方で事業を行いたい人、
地元が大好きな人など、地元と関わりを持ち続ける学生や社会人が活動しています。
コラボ内容
コラボに関しては大きくこの3つを行っています!
- 新商品開発
- Instagram運用
- 石原工作工場内で使う、製造管理システムの開発
新商品開発に関しては、企画立案やマーケティング、試作製作などなど、本当に0から私が主導で関わらせてもらっています。
そして今後新商品が出来上がってきた際に紹介できるように、インスタを運用中です!
既にあった公式アカウントとは別に「石原工作PRODUCT」というアカウントを今年1月に作成しました。
https://www.instagram.com/ishiharakousaku_product/
システム開発に関しては、UIデザインを担当しています。
社内に元システムエンジニアの方がいらっしゃり、その方と二人三脚で開発を進めています!
大変だったこと・学び
広島にある本社としっかり連携して合意した上で、スピード感を持って進めることが難しかったことですね。
本社の工場では、既存の事業である部品の製造を行っています。
その中で新規のプロジェクトを進めることになるので、報連相が本当に重要になります!
現地で試作を作ってもらうことも多々あるので、現場の方がスムーズに試作制作を行えるように情報を整理して伝えることを意識しました。
その際に、どうしても私は製造の知識で知らないことがたくさんあったので、本を読んだり調べたり実際に質問したりと、齟齬がないように徹底しました。
プロジェクトに関しても、本社で行う必要のないものは全て私が主導で行うようにしています。
しかし、それも勝手に進めていいわけではありません。
認識を合わせて進めるためにも社長とは特に密にメールのやりとりをしています!
その際にも、いかに情報を簡潔にわかりやすく伝えるか?社長ができるだけ簡潔かつ頭を回すことなく回答ができるような伝え方を意識しました。
先ほど製造の知識不足の話をしましたが、工場のこと、製造フローのこと、機械のこと、社員さんたちのこと…会社について知らないことがたくさんあったので、広島に何度も行って会社のことを知っていきました。
デザイナーとして作りたいものが実際石原工作のリソースで本当に作れるのか?
作れたとしても人手が必要であれば、その分経費もかかります。
会社だからこそ、その先の利益のことも想像しながら開発しています。
とはいえ、それだけ考えていたらアイデアの幅は狭まりますし、私という製造業界から離れた人間が入った意味がありません。
私というデザイナーがなぜ必要なのかを考え、現場の職人さんとすり合わせてデザインや製造方法を調整し、実験しています。
無謀かつ相手に無理強いするようなことはよくないですが、現場の方とすり合わせ、合意が取れた上での挑戦はどんどんすべきだと強く感じました。
喜び、達成感を感じたこと
自分の経験が活きていると実感すると、とても嬉しく感じます!
例えば、今回のシステム開発で元SEの社員さんと初めてお話して段取りを決めた際、目的の整理からファシリテートし、UIデザイナーとして提案ができました。
デザイナーとしてエンジニアさんと会話することも多く、私自身web関係の知識は最低エンジニアさんと話せる程度には持っておこうと思って勉強していたんです。それがしっかり活きました。
元SEの社員さんも、「こんなに自分の会話が通じるなんて…先導してくれてとても嬉しい」と言ってくださり自信にもなりました!
それ以外だと、やっぱり自分がデザインしたものが実際に形になったのはとても嬉しかったですね!まだまだ商品として販売するまではいきませんが、まず一つ思い描いていたものがちゃんと形になって達成感を感じました。
今後のコラボについて
今まであーでもないこーでもないと試行錯誤し続けた商品開発の方も徐々に方針が定まり、現在は「鉄×健康」というコンセプトで商品を開発中です!
鉄分について詳しい専門家の方にもご相談させてもらいながら、材料を仕入れて今工場で試作制作中です!
私も使用シーンを考えながらデザインを考えてます。
まずはこの「鉄×健康」商品を一つ完成させることが目標ですね!
あとは、小規模のお店向けの看板も展開したいなとサービスを検討中です。
こちらも試作を進めています。
そしてプロトタイプを完成させて、ターゲットの方に試していただき、またご意見を元に改善!
このPDCAを回すことが直近の目標です。
最後に
私自身、大学生の時はこの歳でプロジェクトを主導している人になるとは思ってもいませんでした。
でも今こうなっているのは大学時代から大学の課題だけでなく、「仕事」として責任を持ってデザインの仕事に取り組み続けたからだと確信しています。
ご縁は運ではなく、人に価値を与えた量の積み重ねだと思います。
なので、将来事業を先導したいという思いを持っている人は、ぜひまずは自分のできることを武器として鍛え、磨き上げ、実際に仕事をしてみてほしいです!
最初は鞄持ちや事務だっていいと思います。
小さな積み重ねは最初はあまり効果がないように感じるかもしれませんが、もう少し先の未来に効いていきます。
最初の一歩は小さくていい!
逆に、大きな一歩を踏み出そうと準備して結局踏み出せないよりも絶対いいです。
ぜひ自分のできることから初めてみてください!
P.S.
Heywalkでは自治体との地方創生事業を通して皆さんの一歩を踏み出すサポートをしています!
何から始めたらいいかわからない…自分の得意なことがまだ明確にない…背中を押して欲しい…
そんな方はぜひ一度、私たちとお話してみませんか?
こちらの公式LINEを登録後、「ユースキャリアの記事を見た!」と送っていただいた方に無料相談を実施いたします!
気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
公式LINE:https://lin.ee/ByaoEvT