2022年8月9日(火)、沖縄県嘉手納町在住の中学生を対象とした起業家教育イベント「アントレクエスト」を、ユースキャリア理事の福永祐作が運営する「起業家育成高等学院(運営:株式会社Armory)」主催にて開催いたしました。
また、イベントの運営として、ユースキャリアメンバーの学生が参画しました。
ここからは、イベントの運営に携わったエンジニアの屋比久さんと高校生向けの教育をしている古堅さんイベントについて感想を聞きましたので、ご紹介していきます。
地元沖縄に貢献したい。恩返しができるようなイベントを
古堅さん、イベントお疲れ様でした。
これから、嘉手納町での起業家教育プロジェクトについて振り返っていきます、よろしくお願いします。
屋比久さんもお疲れ様です。よろしくお願いします。
まずは、読んでくれている人のために今回のプロジェクトの概要をもう一度簡単に教えてもらってもいいですか?
はい。今回は、沖縄県の嘉手納町というまちで地元の中学生に起業家教育イベントを届ける二日間のプロジェクトでした。
◇一日目◇
・アイスブレイク
・起業家対談
・夢の語り方
◇二日目◇
・身近な課題から解決することの大切さを知る
・沖縄県の課題を解決するためのアイデアを考えよう
・考えたアイデアをポスターにまとめて、発表しよう
そうでしたね。ありがとうございます。早速振り返っていきますか。
まずは参加のきっかけについて知りたいのですが、
古堅君はどういう経緯で沖縄県嘉手納町の起業家教育イベントに参加することになったんですか?
Levelsでの活動の後、沖縄で起業家教育イベントをやるから運営をやらないかって宇野さんと先輩に誘われたんですよね。地元に恩返ししたい気持ちがあったり、思いがあっても行動できていない自分がいたりしたので、声をかけてもらってその場で参加を決めました。
迷わずその場で決めたんですね。具体的にどんな思いがあったんですか?
はい。沖縄から県外の大学に進学して、綺麗な夜景を見たり、旅行で色々なところに行ったり、レベルの高い人たちと関わることでとても成長できたりと、楽しく充実した生活を送っていました。そんな体験をする中で、「ここの生活って夢があるな。こんな体験をもっと多くの人にしてもらいたいな」という思いがありました。
沖縄での生活を知っているからこそ、県外のレベルの高さを感じたんですね。
はい。そんな思いを実現できる最高の機会だと思って参加を決めました。
屋比久さんはどうしてこのイベントに参加しようと思ったんですか?
Specialistの運営の方から急にLINEが来たんですよね。ただそのときは嘉手納町でのプログラムだってことしかわからなくて、自分が運営側で参加するのかどうかや、実際どんなことをやるのかとかは知らなかったんです。
けど起業家教育には興味がありましたし、沖縄に帰るいい機会になるなと思って参加したいと思いました。
そんなに軽い感じだったんですね。
後になって具体的な内容を聞いてから参加することを決めましたけどね。
それでも地元沖縄で活動するっていうのがすごく大きかったです。
イベントの準備。裁量をもらえること。実際に経験して分かったメリットと苦悩とは?
イベントの約二ヶ月前から本格的に準備が始まりましたね。
自分たち二人は
・イベントゴールの設定
・LP作成
・チラシ作成
・参加者への電話連絡
・イベント当日のコンテンツ作成
・二日間のイベントの司会進行
・グループワークのファシリテーター
を担当しましたね。
そうですね。改めて並べてみると、裁量が大きいというか、任せてもらえる部分は多かったですよね。その中でもチラシとLPは古堅君が中心になって作成してくれましたが、やってみてどうでした?
はい。任せてもらえる部分が大きいのはとてもありがたいのですが、プレッシャーも大きかったですよね。特に、チラシとLPは集客に関わる所なので、中学生が1人も来なかったらほぼ自分の責任じゃないですか(笑)
なので、朝から夜までパソコンと向き合っていましたね。
そうなんですか。その時に遊びたいとか、他の気持ちは湧かなかったのですか?
はい。もちろん思わなかったわけではないですが、この短期間はめっちゃ集中して今のうちに力をつけたり、学校や遊びでは得られない経験をしようと思っていました。
勝手に、「みんなは遊んでいるよ、君はどうする?」って毎日考えて頑張っていました(笑)
それ良いですね(笑)自分もそのような気持ちでしたね。
他の人とは違う経験ができること、一緒に頑張れる仲間がいることはとても大きい原動力になりました。
ところで、プレッシャーが大きかったと言っていた集客はどう乗り越えましたか?
はい。
集客が上手くいったのは、刺さるコピーの書き方やデザインについて何度もフ ィードバックを頂けたことが大きかったと思います。
宇野さんや福永さん、デザイナーさんのおかげで、自分が以前企画したイベントのチラシよりも何十倍も良いものが作れて、自分でも驚きでした。
凄いスピードでチラシやLPの見栄えが良くなっていましたよ。
あんな短期間で、こんなにも成長するんだと思いました。
何度も見てもらって、たくさんフィードバック頂ける環境のありがたさや凄さを感じます。
ありがとうございます。本当にそうですよね。
そして、これを読んでくれている方に伝えたいのは、このイベントのチラシやLPは完全にゼロから作るので、デザインやコピーライティングなどが得意・やってみたいと思う方には実践・パワーアップできる最高の機会だということですね。
そう考えてみると、LP作成以外に、コンテンツを考える際にもフィードバックを沢山頂ける環境でしたね。
本当にそうでしたよね。初めてのことも多く、上手くいくかどうか不安も大きかったのですが、お忙しい中でも毎日、細かく的確にフィードバックしていただけました。
屋比久さんはその辺どう感じていましたか。
モチベーションの面でも頑張れる環境だったのかなと思っていて、お忙しいはずのお二人が自分たちへのフィードバックの時間を取ってくださっていると考えると、少しでも良い物をお見せしなきゃと頑張ることができました。
そしてフィードバックをいただく事で、努力の方向がズレたときにすぐ軌道修正ができたことも良かったです。ある程度完成してフィードバックをもらった時に、全然方向性が違うというダメージを無くせるのは大きかったですよね。
僕もそう思います。
やっぱり、人間なんで頑張れない時期がもちろんくるけど、大きく凹むことなどなく、進んでいる感覚を実感できて、やりきることができましたよね。
モチベーションの面でも、完成度が上がるということにしても、一緒にやるメンバーがいるというのはとても大きいものでした。
当日の不安、緊張、喜び。経験した人だけが分かること
自分は春休みぶりの帰省でした。古堅君はいつぶりに沖縄に帰ったんですか?
自分も春休みに帰って以来でした。
ただ今回はいつも通りの気楽な帰省ではなかったですね。
そうですね。イベントが上手くいくかどうか不安でした。
前日、夜遅くまで司会進行のすり合わせをしたのは良い思い出ですね。
そうですね。次からはそうならないようにしたいですが(笑)
ここで、二日間のイベントの概要を再度載せておきます
◇一日目◇
・アイスブレイク
・起業家対談
・夢の語り方
◇二日目◇
・身近な課題から解決することの大切さを知る
・沖縄県の課題を解決するためのアイデアを考えよう
・考えたアイデアをポスターにまとめて、発表しよう
1日目は、屋比久さんが仕切ってくれましたよね。
はい。イベントをするのが初めてだったので不安や緊張が大きかったです。
中学生が反応してくれるのかなとか、うまく馴染んでもらえるのかなと思っていました。
なので、初日のアイスブレイクが上手くいったときはすごく安心しました。
やったことのなかったアイスブレイクで心配でしたが、楽しんでもらえましたよね。
本当によかったです。
アイスブレイクでは、自己紹介の中に1つだけ嘘を混ぜて、その嘘を当ててもらうというゲームをしました。
嘘を言い忘れる天然な子がいたりして、参加した中学生も少しずつ和んでいた様子だったので良かったです。
アイスブレイク一つにしてもただやるのではなく、中学生の気持ちや難易度の高さを考えたり、当日も盛り上げる声かけをしたりなど、普段何気なくやっていることの裏側を知るきっかけになりました。
古堅君は特に記憶に残っているコンテンツなどはありますか?
はい。自分は二日目の沖縄県の課題を解決するアイデアを考え、ポスターにまとめるというコンテンツが印象的でした。中学生の成長を目の前で感じることができたのも大きいのですが、ファシリテーターとしての立ち回りが難しかったです。
3人チームになって、やる気がとてもある人・上手く馴染めていない人・あまりやる気がない人がいる中で、3人で協力してもらうための声かけや、アイデアに対するフィードバックなどは頭を使いましたね。
それでも、目の前でポスターがどんどん完成していくのを見ると、心にくるものがありました。
俯瞰して見る力や、相手に行動してもらうための声かけ、自分が人をまとめる立場ならどうすべきかなど、学ぶことは多かったですね。
その力は就活のグループディスカッションなどでも活かせそうです。
自分も今就活をしているので、正直イベントに使える時間があるか微妙ではあったのですが、このイベントで学んだことは多く、就活・そして就職した後にも活かせそうです。
参加してよかったですね。
イベントを振り返って。正直、どう思いましたか?
屋比久さんは嘉手納町の起業家教育プロジェクトに参加してどうでしたか?
イベントの準備ってこんなに大変なんだな、というのが正直な感想です。
もちろん簡単なことだなんて思ってはいませんでしたが、想像以上に考えることが多かったです。
今週末に個人でイベントを主催するので、それが成功するように今回の経験を活かします。
古堅君はどうでしたか?
思いはあるけど結局何もしていない、あまり行動できていないなと自分で感じていたので、今回プロジェクトを1つやり遂げたことはよかったです。
そして、これから頑張ろうと思うきっかけになった場面があって、それは中学生と宇野さんが話している時に感じました。宇野さんが「尾田栄一郎さんや有名な声優さんに会ったことがある」と言った時の中学生の輝いている目をみたり、アニメが好きな子が「漫画書いたら有名な声優さんに会わせてください」と言っているのをみたりすると、自分も人に夢を与えられるような存在になりたいなと思いました。
良いですね。
来年も沖縄で同じようなイベントをやることになると思うので、そのときは今年以上にいいイベントにしたいですね。またぜひよろしくお願いします。今回はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。来年も一緒に頑張りましょう。
一緒にプロジェクトをやりたいという方、ぜひやりましょう。お待ちしています!
古堅さんが所属しているプロジェクトLevelsは、3,4年で企業出来る人材を輩出するをコンセプトに活動しているプロジェクトです。
所属しているメンバーは、サイバーエージェントと共同で就活イベントを開催したり、スポーツビジネスで売り上げ50万円、集客150人、スポンサー45社を抱えるまで作り上げた実績を持っています。
そのため、今大学1,2年生で事業に取り組んでいるがうまくいっていない方が自分の能力を伸ばす環境としてお勧めできるプロジェクトになっています。
屋比久さんが所属しているプロジェクトCo – Creation community (コクリ)は、社会にとって新しい価値を創り届ける人材の輩出をするをコンセプトに活動しているプロジェクトです。
所属しているメンバーは、デザイン、コーディング、経営企画などそれぞれが自分の強みを活かして社会に創出出来る価値を持っています。
そのため、キャリアを描いていく上で自分だけの強みが欲しいと考えている大学生には大変お勧めできるプロジェクトになっています。
一般社団法人ユースキャリア教育機構として、この度イベントの主旨に賛同し、協賛団体として名を連ねております。
今後、イベント協賛をお探しの団体・法人等の方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談くださいませ。
詳細▽
https://oyce.co.jp/tagprogram/
(記事編集:大川)